去年,献血ルーム巡りでつくば献血ルームに行ったとき,記念品でアサガオの種を貰えた
骨髄移植を受けられず,白血病で亡くなった子が育ていたアサガオの子孫なのだそう
せっかくなので大事に育てることにした


筆者はガーデニングについては全く知識が無いのでしっかり調べてから育てよう
カーテンができるほど大きく育って欲しいし,花もたくさん咲かせて種を作って欲しい
いろいろサイトを調べて得た情報をまとめ,筆者の予定をまとめた
- 3月末:種まき用の土を作る
- 4月上旬〜下旬:種まき
- 育苗
- 4月中旬:定植用の土を作る
- 5月中旬〜6月上旬:定植
- 6月下旬〜7月中旬:摘芯・切り戻し
- 7月中旬〜8月:開花
- 参考
- 栽培日記
- 種まき用の土を作る
- 種まき1粒目(失敗)(1日目・4月1日)
- 種まき(失敗)(1日目・4月26日)
- 命のアサガオ1日目 種まき(5月24日)
- 西洋アサガオ1日目 種まき(5月29日)
- 命のアサガオ8日目 発芽(6月1日)
- 命のアサガオ12日目 葉が広がった(6月5日)
- 西洋アサガオ11日目 発芽した (6月9日)
- 命のアサガオ21日目 葉が4枚(6月14日)
- 命のアサガオ36日目 誘引ネットを張った(6月29日)
- 命のアサガオ43日目 つるが1mくらい伸びた(7月6日)
- 西洋アサガオ38日目 つるが伸びたので誘引させた (7月6日)
- 命のアサガオ58日目・西洋アサガオ53日目 カーテンらしくなってきた (7月21日)
- 命のアサガオ71日目・西洋アサガオ66日目 一週間の外出の後 (8月3日)
- 命のアサガオ95日目・西洋アサガオ90日目 みどりのカーテンになったが、花がつかない (8月27日)
3月末:種まき用の土を作る
ポットに種まき用土を入れる
種まき用土には「ゴールデン粒状培養土 さし木・種まき用」を使用する(安かったので)
約一ヶ月ほど土を寝かせ,定期的に水を浸透させておく
その間,HB-101という活力剤を1週間に1度うすめて散布する(詳細は後ほど)
4月上旬〜下旬:種まき
発芽適温20~25℃
最低気温が15℃を下回らなくなった頃がよい
参考:よくある質問と回答
4月下旬に種を播くと種が8月中旬に実って,9月上旬の旅行に間に合いそう
4粒を全て同時に播くのではなく,1週間ごとに1粒播く
長い間花を楽しめるし,早く播いたものの経験を次に活かせる
4月の下旬までに全て播き終えたいので,4月の第一週から播き始める
今年は平年より暖かいとはいえ,まだ時期より早いと思うので室内で育苗する
もらった種子は6粒で,2粒残して4粒育てる
硬実種子なので,発芽処理済みのタネ以外は表皮の一部に傷をつけておく(種のへこんでいる所(へそ)は切らないようにする)
一晩水に浸けた後,種の数が限られているので1つのポットに1粒だけ播く
角のある方を下に、丸い方を上にする
直播きか鉢播きし,1cmくらい覆土
直播きと鉢播き
鉢やポットに種を播きある程度大きくなってから大鉢や畑に移す方法を鉢播きと呼び,主根が底につくと水分や養分を盛んに吸収する側根が伸びるようになる
それに対して,大鉢や畑などに直接種を播く直播きでは,主根が伸び続け側根の成長が比較的悪い
参考:移植栽培で植物の成長が早くなる?(pdf注意)
以上から,鉢播きを採用することにした
育苗
一週間程度で芽を出す
発芽したら十分日光に当てる
土が乾かないように水やりを続ける
双葉が出たら生育のよい苗を残すように間引くのが一般的だが,1ポットにつき1粒なので間引きはしない
育苗中もHB-101を週に一度うすめて散布する(詳細は後ほど)
本葉が出始めたら週に一度液肥を与える
使用する液肥について
あるサイトではハイポネックス1000倍液 (6:10:5) が勧められいるが,筆者の部屋に花工場PREMIUM (8:8:5) があったのでそれを用いる
本体裏の説明を要約すると,N, P, Kの三要素の他にもマルチミネラルとビタミンもあり,N:P:K=8:8:5という比率は研究開発を重ねてたどり着いたプレミアムバランスなのだそう
ハイポネックスよりチッソ多めで,より成長して欲しいという筆者の目的に適ってる
アサガオのような草花の場合,標準倍率は500~1000倍で,水1Lあたり2 ml程度(フタが計量器になっていて,フタの底に2 ml用の小さな凹がある)
2 ml計って容器にすこし残ったくらいがちょうどいいかな
使用する活力剤について
活力剤はHB-101を用いる
少々お高い活力剤で,筆者が高校の頃栽培に興味持って試しに買ったものが残っていた
HB-101を使ってほうれん草を育ててみたが,大変濃厚な味に仕上がっていて驚いた(これがHB-101によるものなのかは正確には分からないが)
液体肥料は栄養分を直接供給しているのに対し,HB-101では有効微生物を増やしているそう
下の記事の方はアサガオの栽培にこの活力剤をお使いのようで,やはりそちらも効果があるそう
HB-101恐るべし 胡散臭いと思ったけど効果は抜群だった | Saboten World
液肥と違って,土を作って寝かしておく段階から使用する
1 Lの水に1, 2滴程度に薄めて用いる
定植3週間前から週に一度土に散布する

フローラ 植物活力剤 HB-101 即効性 原液 100ml
- メディア: Tools & Hardware
4月中旬:定植用の土を作る
5.5号〜6号の大鉢(横長プランター)
鉢底に軽石を敷き詰める
中性〜アルカリ性の土質を好むので,草花用培養土を用い,苦土石灰を施す
石灰の入れすぎに注意
(数年前に畑仕事をしていた祖父から苦土石灰を貰ったものの,使う機会が無かったので今回使うことにした.)
HB-101を週に一度うすめて散布し,有効微生物を増やす
5月中旬〜6月上旬:定植
本葉3~4枚になったら定植する
緩効性肥料(花一番)を施す
これも筆者の部屋に置いてあった
支柱またはネットを立てて誘引する
ネットはプランターに対して窓側ではなく外側に設置
アサガオの蔓は左側へ向く習性があるので、蔓を誘引するときには「左へ」を意識して巻く
定植後はたっぷりと水をやる
水やりは毎朝表土が乾いていたらたっぷりと
夕方の水やりでつるの伸び方か変わる
グリーンカーテンを作りたいので多めに水やりする
夕方になっても湿っていたら無理に水やりしなくて良い
昼間と夜中は水やりをしない
液肥,HB-101を週に一度うすめて散布する
低温多湿の梅雨時に斑点病が出ることあるため,見つけた場合はすぐに切り取って薬剤を散布して殺菌する
イモムシは捕殺するか殺虫剤で駆除する
ベランダで育てる予定だが,室内の明かりが影響しないよう,夜間はカーテンでベランダに光が漏れないようにする
6月下旬〜7月中旬:摘芯・切り戻し
親づるの先を2~3cm切る
本葉の付け根からわき芽と呼ばれる新しい芽が育つ
摘芯することで花が多くなるが,植物に負担がかかり蔓の伸びが悪くなる
作ろうとしている緑のカーテンの上端まで親づるが達したあたりで摘芯
(8~10枚で摘芯する記事が多く見られるが,カーテンを作る場合はある程度伸びてから摘芯するべきか?)
一週間見ないうちに隣の部屋まで伸びてしまうなんてことがないように,ネットの上端より少し低めの位置に来たら摘芯する
それ以降は花を多く咲かせるため,液体肥料をリン多めにするといいらしいが,花工場PREMIUMはチッソもリンも多めなので変わらずそれを用いる
傷んだ茎や蔓,余分な蔓を気付いた時に切る(切り戻し)
7月中旬〜8月:開花
親づるの長さが十分では無いのに花が咲き始めた場合は摘花する
7月上旬以降に咲いた花は残して良い
結実には多くのエネルギーを消費するため摘花をすることで長い間花を楽しむことができるそうだが,種を残したいので摘花はしない
参考
アサガオの育て方・栽培方法|失敗しない栽培レッスン(花の育て方)|サカタのタネ 家庭菜園・園芸情報サイト 園芸通信
朝顔(アサガオ)の育て方!種まきの時期や支柱の立て方、摘心のコツ - HORTI 〜ホルティ〜 by GreenSnap
アサガオの育て方。コツとお手入れ、植え替えや寄せ植えを一挙紹介します | GardenStory (ガーデンストーリー)
朝顔(アサガオ)の育て方|種の芽切りや摘芯で発芽率アップ!花数が増す!? | LOVEGREEN(ラブグリーン)
緑のカーテンQ&A|緑のカーテンをみんなで広げよう!キャンペーン|SUUMO(スーモ)
むやみに使うとアブない!石灰との上手な付き合い方【畑は小さな大自然vol.25】
栽培日記
種まき用の土を作る
献血で貰った命のアサガオを育てる ~育苗用の土を作る~ - チャーターブログ
種まき1粒目(失敗)(1日目・4月1日)
種まき(失敗)(1日目・4月26日)
献血で貰った命のアサガオを育てる ~種まき~ - チャーターブログ
命のアサガオ1日目 種まき(5月24日)
上に書いたように5粒全て芽が出なかった
もう1粒しか残っていない
今まで通り種まき用土にまくと同じ結果になりそうなので,今回は定植用の土に直接種をまいた(単純に種まき用にポット作るのが面倒)
このプランターはミニひまわりの定植用に作って寝かせていたものだけど、その端っこにタネをまいた
先月よりも気温が高くなって,発芽しやすくなっているはず


西洋アサガオ1日目 種まき(5月29日)
上に書いたように,アサガオは命のアサガオ1粒だけになってしまって,この種が芽を出すかかなり怪しい
せっかくアサガオを育てるためにいろいろ調べたので,西洋アサガオの種を買った
グリーンカーテンに向いてる種なのだそう


既に発芽促進処理がしてあるので,傷をつけたり水に浸す必要はない
命のアサガオの種をまいたプランターの残りの部分に4粒まいた
本当は種まき用土で育苗してから定植したけど,どうもカビが生えやすいし,カップに土や紙のポットがこびりついて苗を取り出すのが大変なので,直接プランターにまいた


命のアサガオ8日目 発芽(6月1日)
昨晩子葉が土に埋まって首の部分だけ見えていたけど,今朝見たら子葉が完全に外に出ていた
これが最後の1粒なので発芽して本当に良かった
命のアサガオ12日目 葉が広がった(6月5日)
アサガオらしい葉の形してる
西洋アサガオ11日目 発芽した (6月9日)
左が命のアサガオで,右が西洋アサガオ
本当は2日前に発芽していて,右下に2つめの芽が出てる
命のアサガオ21日目 葉が4枚(6月14日)
どんどん新しい葉が開いてきた
命のアサガオ36日目 誘引ネットを張った(6月29日)
朝起きたらかなりつるが伸びていて、約2時間周期で左回りにぐるぐる回っていた
用意していたネットを張って、つるの根元の方をビニールテープでゆるく巻いた
4時間くらい経ってもう一度見てみたら右下の写真のように2回も巻き付いていた


命のアサガオ43日目 つるが1mくらい伸びた(7月6日)
たった一週間で1mも伸びた
そろそろ摘心しようかな
西洋アサガオ38日目 つるが伸びたので誘引させた (7月6日)
命のアサガオより成長が遅いけど、ここ一週間で急激に成長した
命のアサガオ58日目・西洋アサガオ53日目 カーテンらしくなってきた (7月21日)
命のアサガオは一週間前までほぼ真上に伸びていて、摘心したあとは上の方の脇芽が元気に伸びた
西洋アサガオは少しずつ伸びていて、ちょうど命のアサガオの横に伸びたつると交差した
この後はとりあえず一番上まで伸びるまではそのままにしておいて、その後摘心しようと思う
命のアサガオ71日目・西洋アサガオ66日目 一週間の外出の後 (8月3日)
一週間部屋を開けていたため、朝顔には自動給水器を使っていたが、機能していなく、バケツには淡く緑色になった水がたまっていた
命のアサガオは、全体の3分の1くらいの葉が変色し垂れ下がり、ほとんどの葉がしおれていた
梅雨明けが遅かったおかげで、回復できないほど枯れることはなかった
つるの長さは一週間前と同じくらい
水不足で成長が止まったかもしれないし 、花をつけるために止まったのかもしれない
西洋アサガオは、外出前に摘心したものの脇芽が伸びず、画面上の方までまた伸びて命のアサガオと絡んでいた(画像ではプランターの右側からまっすぐ伸びてる
西洋アサガオは被害がひどく、すべての葉が薄茶色に変色して、緑の部分が少し残ってるくらい
西洋アサガオはダメかもしれないな...
命のアサガオ95日目・西洋アサガオ90日目 みどりのカーテンになったが、花がつかない (8月27日)
西洋アサガオが水不足から復活し、新しい葉が次々と生えてきた
上半分はもう緑のカーテンになったけど、未だに花が咲かない
原因は肥料のやりすぎか、部屋の電気かな
アサガオは日照時間が短くなるのを感じ取って花をつけるそうだけど、部屋の電気の影響で狂うのだそう
最近は厚めのカーテンかけてなんとかしてるが、もう遅いかも