筆者が当ブログで検索流入のために意識していることをまとめました
設定・構成
サイトの速度
読み込み速度が遅いということは,ユーザに対する配慮が欠けているということです
それ以上時間をかけて表示されたところで,大した情報は得られないことが多いので,筆者は3秒経っても表示されない場合はすぐに読み込みをやめて他のサイトに行きます
筆者ほど極端でなくても,読み込みが遅いというのは誰にとってもストレスです
Page Speed Insightsというサイトで読み込み速度を測ることができますので,First Contentful Paint が遅くても3秒になるようにして下さい
当ブログで大規模なデザインの変更をしたときにまとめた記事をぜひ参考にして下さい
広告は最小限に(自動広告のみ)
Googleアドセンスでは,自動広告という機能があり,ユーザの行動の傾向に最適化されています
Adblockを解除してみるとわかりますが,充分広告は表示されていますから,わざわざ広告を挿入する必要はありません
また,余分なhtmlコードは読み込み速度の悪化に繋がりますので,やはり自動広告だけで充分です
AMPの配信
AMP版のページでは,モバイル端末でも高速に表示されるように一部の機能が正弦され,シンプルな見た目になります
AMPを配信することはモバイルフレンドリーであるとして,モバイル端末での検索順位に大きく影響することがあるそうです*1
当ブログでは,独自ドメイン取得後に130日目あたりでAMPを配信し始めましたが,下のグラフを見るとちょうどそのあたりで傾向が変わって急増していることが分かります
このグラフは他の記事で作ったものを転載したもので,細かい話はそちらをご覧下さい
AMPのデザインを今すぐ知りたい方は,ブラウザ上部に表示されているURLの最後に"?amp=1"と加えてみて下さい
AMPでは画像サイズやCSSが指定と異なるデザインになります
特に,数式が表示されなくなってしまうのが痛いです
例えばKaTeXで書いた下の数式 が,AMPでは表示されません
そのため,当ブログでは数式を含むページではページのはじめに「amp=0に変えてください」との注意書きをしています
各記事ごとにampを配信させないように設定できると良いのですが...(はてなブログの運営に問い合わせ済み)
独自ドメインの取得(要アップグレード)
Proにアップグレードすると,独自ドメインで運用できるようになります
はてなブログ無料版のSEOはある程度強いですが,ある程度縛りを受けてしまうようです
また,検索結果では同一ドメインのページの表示件数が制限されるため,たくさんの人が書いている分野の記事で検索流入を狙うのであれば,はてなドメインでは不利になります*2
ただし,移行から約半年はGoogleに様子見されるため検索流入がかなり少ないので,それだけは覚悟して下さい
サイトマップの送信
Google Search ConsoleからGoogleにXMLサイトマップを送信することでクロールを促進させ,検索エンジンにインデックスされやすくなります*3
筆者は下の画像のものを定期的に送信しています
中には送信する必要があるのか不明だけどとりあえず送ってしまおうというものも含まれています
/sitemap.xml?page=○の○の部分は記事数を100で割って小数点以下切り上げした数まであるようです(筆者の記事数は約250記事なのでpage=3まである)
実際にサイトマップのURLを指定して見てみると分かると思いますが,1ページあたり100記事分のデータが追加されているような構造になっています
サイトマップを送信しても読み込まれるまで一ヶ月以上かかることがあるので,「URL検査」から個別にインデックス登録のリクエストを送るようにすると良いでしょう
詳しくはこちらの記事に書いてあります
記事の書き方
記事の内容は競合相手が少ないニッチな分野で
検索順位が高いと当然検索流入は増えるわけですが,そのためには検索アルゴリズムで上位に表示させてもらえるような対策が必要です
不正なコードが書かれていないことや,広告が過多でないこと,全く違う内容が含まれていないこと,モバイルフレンドリーなデザインであることなどの基本的な条件さえ満たしていればある程度高い順位までは上がります
しかし,競合相手が多いと上の基本事項を満たすだけでは勝てません
競合相手が多い分野はそれだけ検索されているということですから,競争に勝てば大量の検索流入を得ることができるでしょう
実際,Twitterでブロガーを検索すればその成功者が出てきますし,少ない記事で簡単に稼いでいるかのようにブログを勧めていますが,成功できるのはほんの僅かです
既にある記事に似たことを書いたところで,誰も得しません
必要なのは誰もまだ書いていない内容の記事であり,ネット上の情報資源を増やすのは我々の使命であるはずです
おすすめのネタ・分野
おすすめは技術・学問系です
特に資格試験・検定などは,勉強中に分からない時や本を買うのをケチった人がネットで調べることが多いことに加えて,試験は一年に数回行われているので新規ユーザの獲得もしやすいです
さらに,記事の執筆者も勉強になりますから一石二鳥です
筆者は電気通信主任技術者試験の勉強と兼ねて過去問分析の記事を約30記事ほど令和元年度の試験前に書きましたが,その影響でR2年度(1月26日)の試験が近づくにつれアクセス数が1.5倍,直前・当日には600アクセスまで伸びました
技術・学問系ブログは書ける人が少ない一方で,必要としている人は必ずいます
誰も書かないような記事をとにかくたくさん書けば,安定した検索流入を得ることができるのです
一攫千金の競争に挑むような近道はせず,長期的な視野で地道に努力しましょう
タイトルは記事のキーワードをなるべく多く含める
検索流入のユーザは,タイトルと記事内の文章の数行だけを読んで開くページを判断します
タイトルから記事の内容がある程度推測できれば,ユーザは有益な情報が得られるだろうと思えるでしょう
検索結果に表示されるタイトルは30字程度までですから,その範囲内でなるべく記事のキーワードを含めたような文にします*4
【永久保存版!!】だとか,【必見】などは文字数の無駄ですし,なんとなく質の悪さを感じてしまいます(あくまで筆者の偏見ですが)
ユーザが必要でない情報は書かない
検索流入のユーザは,目的とした情報をさっさと知りたいといった人ばかりです
検索流入目当ての記事を書くなら,検索流入のユーザにとって必要な情報以外は不要でしょう
「わかりやすく説明!!!!」などと言い意味不明なキャラクターが出てきたり,大見出しごとに突然「こんな記事も書いています」などと全く関係ない記事の紹介をするような記事が目に余ります
検索流入のユーザには必ず目的があります
誰も目的としていない情報は全て不要です
ユーザに対する配慮
以下,検索流入に対する直接の影響は比較的小さいが,ユーザへの配慮としてするべきことを紹介します
大見出し・中見出し(・小見出し)
見出しをつけるとかなり読みやすくなり,ユーザは必要な情報を見つけやすくなります
検索結果では見出しも一緒に表示されることがあるようです
下の検索結果では,「情報」という大見出しも一緒に表示され,それをクリックするとその見出しの位置に飛べるようになっています
検索されそうなキーワードは表にまとめる
文にして書くのではなく表にしてまとめると,瞬時に情報を得ることができます
さらに,検索するときに目につくような形で表示されることがあります
まるで公式サイトみたいですね
画像サイズの指定
もし画像サイズを指定しないと,下のように100%で表示されてしまいます
縦画像でも横幅100%で表示されるようになっているらしく,全体を見れないくらい大きく表示され悲惨なことになってしまいます
このため,画像を貼り付けるときのコードに:w500などと書き足して指定するように心がけましょう
(※AMPでは画像サイズの指定が効かないらしい)
画像のalt属性の指定
alt属性を指定するとその画像の内容をGoogleが理解して画像の検索結果で出やすくなるそう
その効果が出ているのかどうかは分からないが,付けておいて損はないはず
参考:alt属性とは?基礎知識からSEOに効果的な使い方まで解説!|SEOラボ
画像を貼って,plainの直後に":alt=(文字列)"を挿入します
筆者の場合,その前に上で書いた画像の幅を指定する":w500"(横画像の場合)も挿入しています
句点の代わりに改行をする
小説とは違って,読者はそのページの全てを読みたいとは限りません.ブログなどのWebサイトは必要な情報も位置がすぐに分かるようなデザインであるべきです.試しに改行をせずに句点で文を区切って書いてみましたが,読みにくいと感じると思います.(筆者は句読点の設定をカンマとピリオドで表示されるように変えてあります.)左揃えで文を改行することで文の長さが形で分かるため,どの文にどのようなことが書かれているかが直感的に分かるのです.改行したのであれば,それで文の区切りがわかっているので,仕事のメールのようにいちいち句点をつける必要はありません.(読んでいてしつこいと感じます)
行間の濫用をしない
不要な行間はユーザに対してスクロールの手間を増やしていることになります
まるでポエムであるかのように不自然な行間(二連続以上の改行や一文ごとの改行)がある記事をよく見かけますが,ユーザからしてみるとかなり読みづらいです
行間を開けるのは段落替えのように少し内容が変わるときくらいで充分です
中見出し一つ分の記事の長さが大体画面一つ分以下になるようにしましょう
おわりに
現在の検索アルゴリズムでは質の悪い記事を検索結果から完全に除外することができません
自分の記事の質の悪さに気づかずに量産してしまっていることも有り得えるでしょう
しかし,Googleの検索アルゴリズムは日々進化しています
今まで出来ていた検索アルゴリズムの裏をついたような近道は将来使えなくなります
本当に有益なサイトが結果残るのです
今検索順位が良くなくても,質を意識して書き続けていればいつか必ず検索順位は良くなっているはずです
この記事を読んだ方は,どうかそれを念頭に置いて記事を書いて欲しいと思っています