特急新宿わかしお号は休日の朝夕に下りと上り一本ずつ運転している臨時列車
定期的に運転している特急わかしお号は京葉線東京駅から発車し蘇我から外房線を走行するが,この新宿わかしお号は新宿駅から中央本線・総武本線経由で運転している
今回乗車したのは千葉〜安房鴨川で,ギリギリ100kmを超えないため自由席特急料金が950円と割安になる
千葉駅
車両は255系で9両編成
先頭の9号車に乗車
BOSO VIEW EXPRESSと書かれていた
2005年のダイヤ改正までは255系の運行列車はビューさざなみ,ビューわかしおという愛称で呼ばれていたそう
前面展望
しかし走行中はトンネルが多いためほとんどカーテンが閉められていた
車内
車内の雰囲気は普通列車グリーン車の中間階と似ている
車内サービスが無く車体の揺れが比較的激しくちょっと残念なところはある
ただ、蘇我から先の外房線はグリーン車を連結した普通列車(E217系)は1時間に1本以下で,普通車は椅子が固いしさらに時間がかかるので,上総一ノ宮から先の特急停車駅に行きたいのであれば乗る価値は充分にある
4号車はグリーン車指定席になっていた
特急列車の自由席に飽きてきたらグリーン車乗ってみたいな
座席
リクライニングが深く倒れる
人が空く上総一ノ宮から先では思いっきり倒してリラックスできる
足元に足を置くバーがありリクライニングを倒しているときちょっと助かる
手元を照らすライトがある
普通列車のグリーン車のようなタッチする機械は無く,乗務員が手作業で検札する
上総一ノ宮あたりまでは駅を出てすぐに乗務員が検札しに来た
前の駅で検札した時のメモと照らし合わせて新たに乗車した客を探していた
千葉を出て外を眺めていると,海沿の工場から大量の煙が出ていた
しばらくの間は山の近くを走り続けた
大網を出ると房総半島の東側を南下するが,海からは少し離れたところを走る
海を見たいのであれば内房線の特急さざなみ号の方が良いかも
千葉を発車したときは半分くらい座席が埋まっていたけど,上総一ノ宮を出ると乗客は1車両に自分以外に1人しかいなかった
紅葉シーズンも過ぎたし、この寒い時期に千葉に観光する人はいないらしい
安房鴨川に近づくと左の車窓に海が見え始めた
空いたら途中で左側に移動するのがおすすめ
この寒い中海水浴やサーフィンしている人が意外と多かった
海岸には海水浴客向けらしいホテルや宿が立ち並んでいた
安房鴨川駅
特急の終点,安房鴨川駅に到着
外房線の終点でもあり,ここからさらに南下するには内房線の館山行きに乗り換える
ホームに立つと潮風が吹いていて,はっきりと海の匂いを感じとれた
海岸まで数百メートルとすぐ近く
階段の壁にはわかしお号の案内があった
9両編成はやっぱ異質
鴨川シーワールドの水槽があった
人気のない駅のホームで魚が泳いでいて面白い
十数分経つと乗ってきた特急列車は回送列車として千葉方面へ発車した
このE255系という車両,正面から見ると横に太いように見えるけど,ページ上で貼った写真のように斜めから見るとかなり全面が細く見える
先頭の部分が横方向に曲がっているしライトの配置も独特だ思う
おわりに
100km以内なら特急券は1000円で済むし,たまには特急列車も良いね
次回の旅行は高崎線で群馬県の前橋の献血ルームへ行く
ついでに(?)前橋市街地を散策しようと思う
18きっぷを使うので特急列車に乗れないけど,普通列車のグリーン車には往復乗る予定