令和元年度第三種電気主任技術者試験に合格しました
結果
自己採点した結果はこちら
点数 | (合格点) | |
理論 | 80 | (55) |
機械 | 85 | (60) |
電力 | 90 | (60) |
法規 | 64 | (49) |
法規がやはり難しく、合格点が50点を下回りました
過去問と全く違う問題が多く手の出しようが有りませんでした
過去問過学習への警鐘と捉えるべきかもしれません
その他は手応え通りの結果でした
全科目合格率は9.3%だそうです
勉強時間
下がStudyPlusに記録した、一週間毎の電験三種の各科目の合計勉強時間です
理論: 23時間20分
機械: 40時間40分
電力: 41時間30分
法規: 72時間10分
また、2年前に受験しようと思って参考書を一通り読んだり、去年11月頃に大学の授業の復習と兼ねて電験三種の過去問を解いた分が120時間ありました
それらも含めた合計時間は
約300時間
でした
大学の授業のおかげで正解できた問題がかなりあったので、もし電気系の授業を受けていていないのであればその分も勉強しなければなりません
勉強法
参考書
参考書は全科目で電験三種合格一直線シリーズを使いました
他のブログにもあるように、このシリーズは電験三種の内容を逸脱していて、実際に出題される内容は半分以下です
だからこそ、過去問を解いていてこの参考書に載っていないものは殆ど無く、大変助かりました
公式の導出や違う解法も詳しく載っているため、今後電験二種を受ける予定であればこの参考書はおすすめです
概要
- 参考書を一通り読む
★がついている項目や分からない所はとりあえず飛ばしてOKです
過去問を解いているうちに分かるようになります
- 過去問1周目
過去問は「試験までに完璧にできる」条件の下で、なるべく多く解きます
筆者は8月は大学が休みで何も予定が無かったので15年分を完璧にしました
過去問を解く順番ですが、全科目同時進行がオススメです
各科目の過去問の各章について、1問解いたら次の章へ...を繰り返します
全ての分野をバランス良く学習でき、ある分野だけ大きなブランクができることもありません
解けない問題があれば、解説をよく読み参考書と照らし合わせ、なぜこの式を使うのか、この$ \sqrt{3} $はどこから来るのかなどをよく考え、もう一度解き、次解く時は正解するようにします
また、過去問に出た内容を参考書に書き足したり印を付けたりして、試験直前は参考書だけ見れば良いようにします
- 過去問2周目
試験一週間前あたりから、1周目で解けなかった問題をもう一度解きます
2週目に入る前に15年分解いておくのが理想ですが、試験までに2周目を終えそうになかったら途中で2周目に入ってください
- 過去問3周目
過去問2周目で解けなかったものをまた解きます
5周もすればもう解けない問題は残っていないはずです
- 隙間時間で法規科目
計算問題は似た問題が出たり他の科目でも使ったりして忘れにくいですが、法規科目は1度解いたくらいではすぐに忘れます
少なくとも法規科目は日頃から30分でも時間をとり、参考書に印をつけた部分を重点的に復習します
理論
ラプラス変換ができると過渡応答の時定数や初期値、最終値が微積分せずに分かるので大変便利です

- 作者:菅原 秀雄
- 出版社/メーカー: オーム社
- 発売日: 2011/07/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
法規
今年の法規での事件のように、過去問だけでなく出そうな条文も念の為覚えるといいと思います
合格一直線シリーズでは過去問に出たものだけでなく出る可能性のあるものも載っているので、この本に書かれているもの全て読んでおきましょう

- 作者:菅原 秀雄
- 出版社/メーカー: オーム社
- 発売日: 2012/11/29
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
次回
来年は電験二種を受けようか迷っています
一次試験は大学院入試の一週間後ですが、院試と電験二種ではところどころ似た問題が出題されるため、相乗効果を狙う価値はありそうです
とりあえず院試の勉強を進め、余裕ができたら二種の申し込みをしようと思います
追記 (2020/2/12)
合格免状が届きました