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品質管理の要点まとめ(電気通信主任技術者試験「システム」「設備管理」)

電気通信主任技術者試験(伝送交換)の「電気通信システム」、「伝送交換設備及び設備管理」で出題される品質管理の分野についてまとめました


過去問を解きながら参考書にコピペしたものをもとに書いたものなので、怪しいところがあるかもしれませんが、参考程度に使用して下さい


試験の過去問の他、NTTラーニングシステムズのテキストからも引用しました

電気通信教科書 電気通信主任技術者 伝送交換設備及び設備管理・法規編 第2版

電気通信教科書 電気通信主任技術者 伝送交換設備及び設備管理・法規編 第2版


サービス品質

接続品質

設備が正常に動作し、またトラヒックが異常でない状態において、利用者が起呼してから正規の取扱いによって、被呼者に接続されるまでの過程に関するサービスの良好さの度合い



IP電話

0AB~Jの電気通信番号を用いるIP電話用設備について

アナログ電話と同等のサービス提供を行うものであることを前提に、事業用電気通信設備規則で品質などに関する複数の技術基準が規定されている


このうちネットワーク品質として、UNI-UNI間及びUNI-NNI間の平均遅延、平均遅延の揺らぎ及びパケット損失率が設けられており、そのUNI-UNI間の平均遅延の値は70ms 以下とされている(第35条の12)


安定品質は、アナログ電話用設備を介して提供される音声伝送役務と同等の安 定性が確保されるよう必要な措置を講じなければならないと規定されている(第35条の13)


接続品質は、アナログ電話用設備の接続品質の規定を準用しており、呼が損失 となる確率、事業用電気通信回線設備が電気通信番号の送出終了を検出してから発信側の端末設備等に対して着信側の端末設備等を呼出し中であることの通知までの時間などで規定されている(第35条の10)



※参考: http://www.soumu.go.jp/main_content/000158162.pdf


事業用電気通信設備規則の要点まとめはこちら
※予め定めなければならないといった感じで具体的には書かれていません
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IP電話において音声信号の反射が原因で発生するエコーには、4線式と2線式との変換過程で発生するハイブリッドエコー及び受信側端末のマイクロホンとスピーカとの間で発生するアコースティックエコーがある。


hybrid: 混成の
acoustic: 音響的な


音声の品質評価

主観評価

オピニオン評価法では、評価点が被験者によってばらつくので、多数のデータ を集めて統計的な処理を行う
集めたデータを統計的に処理した値は平均オピニ オン評点(MOS: Mean Opinion Score)といわれる


人が通話状態を聞いた上で、品質を数値化して判断する評価方法
音声を10人以上の人に聞かせ、この5段階評価を採点してもらい、その平均値を求める

客観評価

国際標準化されているPOLQAなどが適用可能とされている


最低でも男女各2種類のテスト用音声を使用して試験する

PSQM (Perceptual Speech Quality Measure)

コーデックを通した被試験信号と、コーデックを通さない参照信号とをシステムに入力することで差異を測定し、音声品質テスタやプログラムで客観的な判断をする

PESQ (Perceptual Evaluation of Speech Quality)

上のPSQMを改良して、さらにパケット損失による劣化も考慮したもの

IP電話の品質評価

R値: 0~100で表され、IPネットワーク上を転送される音声品質を客観的に評価をする

  • クラスA

公衆電話網と同等の品質
0ABJの番号を使える
R値 > 80、遅延<100ms

  • クラスB

携帯電話と同等の品質
090、080の番号を使える
R値 > 70、遅延<150ms

  • クラスC

IP電話に適用され、050の番号を使える
R値 > 50、遅延<400ms


符号誤り

  • 瞬断

通信状態にある回線が一時的に信号を正しく伝送できなくなる現象
システムや伝送ルートの切替え動作、同期外れなどによ り発生することがある
光ファイバ増幅器で電気/光変換時に発生する熱雑音、伝送装置内部の接触不良などにより発生する


  • スリップ

パルス列の一部が消失又は重複伝送される現象
受信した信号の位相変動を位相同期用バッファメモリによって吸収できない場合などに発生する

種類

  • バースト誤り

ランダム雑音、符号間干渉などにより一度発生した誤りが、しばらく連続することで時間的に集中して生じる

  • ランダム誤り

インパルス性雑音や無線伝送区間におけるフェージングなどにより、ランダムに発生するデータの誤り
パリティチェックで検出・訂正できる

符号誤り率

長時間符号誤り率(BER: Bit Error Ratio)

測定時間中に伝送された全符号の呼数と、その間に誤って受信された符号の個数の割合
ランダム誤りを前提としたシステム設計に便利
バースト誤りを表現できない


※参考: BER(符号誤り率)とは - IT用語辞典 e-Words

%ES (Errored Seconds)

1秒間に1個以上の符号誤りが存在する秒の割合
1ビットの符号誤りも許されないサービスに適する
%FES = 100 - %ES

%DM (Degraded Minutes)

1分間の符号誤り率が 10^{-6}を超える分の割合
電話サービスに適する

%SES (Severely Errored Seconds)

1秒間の符号誤り率が 10^{-3}を超える秒の割合
バースト誤りの評価に適する








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