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交換設備の要点まとめ (電気通信主任技術者試験「システム」「設備管理」)

電気通信主任技術者試験(伝送交換)の「電気通信システム」、「伝送交換設備及び設備管理」で出題される交換設備の分野についてまとめました


過去問に出たところを中心にまとめ、特に穴埋めや単語のすり替えがあったところにはで強調しました


法規シリーズでも毎回書きましたが、これは過去問を解きながら参考書にコピペしたものをもとに書いたものなので、怪しいところがあるかもしれませんが、参考程度に使用して下さい


試験の過去問の他、NTTラーニングシステムズのテキストからも引用しました
第2版は最近の試験問題の内容も追加されているのでおすすめです

電気通信教科書 電気通信主任技術者 伝送交換設備及び設備管理・法規編 第2版

電気通信教科書 電気通信主任技術者 伝送交換設備及び設備管理・法規編 第2版


目次

電話交換網(PTSN)

・ネットワークにおいて、一定の限界を超えて継続してトラヒックが集中することにより交換機などが過負荷状態となり、通信の疎通能力が継続して著しく低下する現象は輻輳といわれる。


・ネットワークの輻輳には、企画型輻輳、災害型輻輳などがある
輻輳に対するネットワークの制御方法には、ネットワークに加わる呼などの数を制限する規制制御、優先するトラヒックのために回線を留保しておく留保制御などがある


・ネットワークが輻輳した状態において、緊急通信、重要通信などを優先して接続するために、 常に一定数の空き回線を確保しておき、残りの回線で非優先呼を接続する方法は留保制御といわれる


・ネットワーク設備に空きがある場合に、輻輳制御の一つとして、 輻輳箇所を迂回し空き設備を有効に使うルーチング制御を行う方法がある


・電話交換網(PTSN)では、トラヒックが集中し、異常輻輳が生じた場合は、迂回接続規制、出接続規制、発信規制などのトラヒックコントロールを行う。


・電話交換網(PSTN)とIP電話網の相互接続において、PSTNで使用している共通線信号とSIPで使用している呼制御信号との変換は、一般に、ゲートウェイといわれる装置で行われる

番号方式

・閉鎖番号方式
通信網区域全体を一つの番号区域として統一的に番号付与する方式で、通信網全体の番号を一義的に付与し、国内においてどこから接続する場合でも着信先に対して同一番号になるようにした、0A0で始まる方式
携帯電話の電気通信番号の付与方法はこれにあたる


・開番号方式
市内区域,市外区域というように区域を分け,市内区域から市外区域に出る場合には番号の頭部に“0”などの市外識別符号をつけて外に出るような方式を開放番号方式という
日本の電話番号は数字番号制を用いた開放番号方式である


・070、080又は090で始まる電話番号は携帯電話、PHSなどに用いられ、020で始まる電話番号は発信者課金の無線呼出し(ポケットベル)以外に、IoT時代において需要がさらに見込まれるM2M等専用番号として用いられている


・一般に、先頭の070、080又は090に続く3桁の数字は 携帯電話事業者(MNO, Mobile Network Operator)別に指定されているが、ユーザが番号ポータビリティで別のMNOに移行した場合、この数字だけでは移行したユーザが契約するMNOを識別できなくなる。


・IP電話で利用される050番号の構成において、050に続く4桁は IP電話サービス事業者を示す番号になっている。


・国際公衆電気通信番号計画はITU-T勧告E.164で規定されており、国際電話番号は、一般に、国番号、国内宛先コード及び加入者番号から構成される最大15桁の番号である。


・公衆交換電話網(PSTN)での接続において、接続先を識別するために付与される固定電話の電話番号の体系は、一般に、先頭の数字が国内プレフィックスといわれる0で始まり、市外局番、市内局番及び加入者番号が続く構成となっている


・インターネット電話は、VoIP技術を用いているが、一般に、インターネット を利用して音声パケットを伝送しているため、0AB~J番号が付与されたIP 電話と異なり、音声品質が保証されていない


・事業者識別番号
国内プレフィックスとすり替えられて出てくる用語
事業者のバックボーン回線を使用する際に最初につける番号
事業者識別番号 ‐ 通信用語の基礎知識

信号方式

・代表的な可聴音信号

発信音 端末設備等が送出する発呼信号を受信した後、選択信号を受信することが可能となつた場合に送出する可聴音 400Hzの周波数の信号を連続送出
呼出音 接続の要求をされた着信側の端末設備等を呼出し中である場合に送出する可聴音 変調された400Hzの周波数の信号を断続送出
話中音 接続の要求をされた着信側の端末設備等が着信可能な状態でない場合又は接続の要求をされた着信側の端末設備等への接続が不可能な場合に送出する可聴音 400Hzの周波数の信号を断続送出

詳細は事業用電気通信設備規則を参照してください
monhime.hatenablog.com



・監視信号は呼の接続制御に関する信号であり、接続の進行方向に送られる順方向信号と、 接続の進行方向と反対の方向に送られる逆方向信号がある


・順方向信号は 制御信号ともいわれ、発呼信号などが該当し、逆方向信号は表示信号ともいわれ、着信端末から交換機へ呼の終了を伝える終話信号などが該当する


・監視走査
電話用デジタル交換機の基本機能のうち、加入者の発呼や終話を検出する働きをもつ

デジタル加入者交換器

・DP信号(ダイヤルパルス信号)方式は、加入者線ループ回路を選択数字の数に合わせて、その数と同じ回数のパルスとなるよう断続を繰り返し、その数字情報を伝達する方式であり、PB信号(プッシュ信号)方式と比較してその伝達速度が遅い


・PB信号(プッシュ信号)方式は、低群及び高群の2周波数群を使用し、低群の4種類と高群の4種類の中からそれぞれ1周波数ずつを選んで組み合わせて、選択信号の数字やその他の符号を構成する方式
可聴信号であるため、選択信号として使用する以外に、通話中のエンド・ツー・エンド信号としても使用可能


これに関連する法規が端末設備等規則にあるので併せて確認しましょう
monhime.hatenablog.com



・デジタル信号方式
ISDN基本インターフェースでは、Dチャネルと言われる信号チャネルを通じて選択信号が伝送されており、選択数字は8ビットのコードで表されている

通信網

・信号網では、一つの信号専用の回線を用いて複数の通話回線を制御することから、信号網は高い信頼性が確保される必要があるため、一般に複数の面構成が採られている


・信号網を構成する個々の信号専用の回線は信号リンクといわれ、呼処理又は網管理で使用される情報などが転送される


共通線信号方式

・No.7共通線信号方式(以下、SS7)は、交換機相互間の通話回線の設定、解放などの処理を行う回線対応信号 機能に適用されるとともに、交換機とサービス制御ノードなどとの間で回線接続処理とは直接対応しない処理を行う非回線対応信号機能にも適用される


・SS7を適用している通信網は、一般に、通話回線で構成される通話回線網及び信号専用の回線などで構成される信号網から成る


・SS7の信号処理機能を持つノードは、一般に、信号局といわれ、各信号局には一意に識別できる信号局コードが付与される


・SS7を適用している通信網において、信号の発着点となる交換機などは、一般に、信号端局といわれ、信号中継機能を持つ信号中継局を介して信号情報を送受している



・共通線信号方式の機能は、メッセージ転送部(MTP)、信号接続制御部(SCCP)、電話ユーザ部(TUP)、ISDNユーザ部(ISUP)、トランザクション機能部(TC)などの機能ブロックから構成されている


参考: SS7‚Æ‚Í -- KeyFŽGŠwŽ–“T


こちらのページは専門(交換)の問題の解説で、かなり詳しいですwww.manifold.co.jp

その他

・パケット交換方式
情報量に応じ一定長のブロックに分割して組み立てたパケットの単位で情報転送を行う蓄積交換方式である


電気通信事業者のネットワークの相互接続において、異なる電気通信事業者間を結ぶ相互接続点は、一般に、POI(Point of interface 相互接続点)といわれる

・また、相互接続する電気通信事業者がPOIで接続する際、電気通信設備保有する電気通信事業者の設備・機能のうち、必要なもののみを細分化して使用できるようにすることは、一般に、アンバンドルといわれる。
固定電話のネットワークでは、GC接続機能、IC接続機能など固定電話に係る主要な接続機能がアンバンドルされている


・ブロードバンドサービスを提供するアクセス回線においても接続ルールの整備が行われており、シェアドアクセス方式を利用した加入者光ファイバでは、光信号主端末回線の設備センタ側に設置されているFTMにおいてPOIが設定されている。










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